ワンポールテント。1本のポールで自立するテントはキャンプ場でも目立つ。私も実際にワンポールテントを使ってみて気づいたワンポールテントの魅力について説明したいと思う。
メリット① 設営・撤収が楽で早い
私がワンポールテントを欲しい!と思ったきっかけがこれ。
テントを持ってキャンプに行ったことがある方なら分かると思うのだが、1泊だと意外とキャンプは忙しい。買い出しをしてチェックインを済ませ、テントを立てて夕食の準備。夕食が済んだら片付け。意外と遅い時間になっていることが多いのでそのまま寝ることもしばしば。翌日は朝ご飯を食べて撤収したら終わり。ゆっくりしにきたつもりなのに、せわしなくて全然ゆっくりした気になれないなんてこともある。
その中でも、テントの設営・撤収は時間を食うことが多い。設営・撤収に手間取ると平気で1時間近くかかったりする。テントを立て慣れていない人と一緒に立てると教えるのだけでも一苦労。
その点、ワンポールテントはパーツが少なく、設計も非常にシンプル。角の部分にペグを打って、真ん中にポールを立てて、ペグの位置を調整してピンと張ればできあがりだ。慣れれば15分くらいで設営が終わることもある。
しかも1人でも設営・撤収が可能。もちろんソロキャンプにも使えるし、手間取ったり手伝おうとしない彼女や友人にイライラすることもないだろう。
余った時間でゆっくりと過ごすこともできるし、周辺を散策するのもよいだろう。せっかく自然の中に泊まりにいくのだから、テントの設営や撤収に時間や労力をかけるのではなく、他のアクティビティにゆっくりと時間を使おう。
メリット② フォルムがかわいくてロマンがある
ワンポールテントはモンゴルの遊牧民族が使うゲルのように、エスニックな雰囲気がある。その雰囲気は普通のテント以上に非日常感がある。

このロマンを満喫できるのはワンポールテントならではである。
メリット③ キャンプ場で目立つ
変わった形をしているので、キャンプ場で目立つ。遠くから見ても一目で自分のテントだと分かるので、どこにテントを張ったかな…と探しまわることがない。
また、他のキャンパーとは違う個性が出るので、特別感に浸ることも可能だ。この特別感を味わってしまうと、もう普通のテントには戻れなくなるくらいの中毒性がある。ある意味危険かもしれない。
メリット④ 床のないタイプならではの良さ
ワンポールテントには床がないタイプのものもある。要は屋根部分しかないのだ。グラウンドシートを別で買わないといけないように思えてデメリットに見えるが、このタイプにはこのタイプの良さがある。

日没までは開口部を開けて使用し、寝る時には芝の上にコットを直接置いて寝る。自然との距離がグッと近くなり、もはや閉じられるタープに泊まっているような感覚。この感覚を味わいだすと、いよいよ後戻りができなくなる。私はより自然を味わうこの感覚を「野(や)に泊まっている」と表現している。
しかし先述した通り設営は簡単なので、ブッシュクラフトのような大変さはないのがこのスタイルの良さだったりする。
気づいたこと① 意外と風に強い
ここからはワンポールテントを買う前に心配していたポイントをまとめていきたいと思う。
ワンポールテントを検討しているときに心配になるのがまず耐風性。1本のポールで立っているだけなので、倒れてこないのかは心配になる。
しかし使ってみると、ペグダウンをしっかりしてテントにしっかりテンションをかけてやれば結構安定感が出る。私が使用している限り設営後に倒れたことはない。
気づいたこと② 雨はそんなに気にならない
ワンポールは開口部から雨が入ってくるのでは?という心配もあったのだが、そもそも論で豪雨の日にテントを張ることはそうそうない。もちろん、軽い雨程度であればちゃんと開口部を閉めてやれば漏れてくることもない。
トータルで考えると、雨をそれほど気にすることはないと気づいた。
まとめ
設営が簡単で独特の魅力があるワンポールテント。ペグ張りをきちんとしてやれば風で倒れるような心配もない。
もちろんテントの中ではメジャーなタイプではないが、だからこその良さがある。
テント購入の際はぜひワンポールテントを試して欲しい。
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