今回は一眼レフを持っていた私がミラーレスに切り替えた理由、そしてなぜFUJIFILMの「X-T3」を買ったかを話していきたいと思う。
- 一眼レフとミラーレスのどちらがいいか迷っている人
- 一眼レフからミラーレスに乗り換えようか迷っている人
- どのメーカーのミラーレスがいいか迷っている人
- FUJIFILMのミラーレスならどの製品を買うのがいいか迷っている人
のカメラ選びのヒントになれば幸いである。
持っていたカメラ
持っていたカメラはCanonのEOS Kiss x7。18−55mmのレンズキットを持っていた。

今のカメラ
今のカメラはFUJIFILMのX-T3。16−80mmのレンズキットを持っている。

理由① ミラーレス一眼は軽め
EOS Kiss x7やミラーレス一眼は構造上軽い。本格的な一眼レフはどうしても重くなる。
私が持っていたCanon Kiss x7はレンズ込みで500gを切っており、一眼レフの中でも異常に軽いため、持ち運びには最適だった。
その理由は一眼レフの重さの原因となる「ペンタプリズム」というガラスが入っていないから。それゆえに一眼ガチ勢からは「あれは一眼レフとは呼べない」と言われることもあるとかないとか。
とはいえそのおかげで軽くなっているのだから、ここはトレードオフだろう。
しかしながらEOS Kiss x7から一眼のままグレードアップしようと思うと、どうしても重量アップは避けられない。登山をやる上では重量は大きな問題だ。
一方、構造上ペンタプリズムやミラーが入っていないミラーレス一眼であれば比較的重量を抑えることができる。
これがミラーレス一眼を選ぼうと思ったきっかけであった。
理由② 電子ビューファインダーが付いている
電子ビューファインダーなら、撮る写真そのままがファインダーで確認できる。
さて、一眼レフから乗り換えるのはいいものの、ミラーレスにはファインダーが付いていないものも多い。
もちろんファインダーがなければその分重量も抑えられるのだが、個人的にはファインダーを覗き込まずに写真を撮るというのは考えられなかった。
ディスプレイが見づらい場所でも、どんな写真になっているか見れるのはファインダーがあってこそだろう。
ミラーレスでファインダーの付いているモデルなら、必然的に「電子ビューファインダー」になるのも高ポイントだ。
確かに、一眼レフに付いている「光学ファインダー」(物理的に光を跳ね返して画像を写すファインダー)なら遅延なく写真を取ることができるし、バッテリーの持ちもグンとよくなる。
しかし、冷静に考えてみると私が撮るのは風景がメイン。1/100秒を逃してはいけない!というような戦いをすることはほぼない。そう考えれば多少の遅延は特にデメリットではない。
また、2泊3日以上バッテリーを充電できない環境で撮影することも滅多にない。そう思うと宿で充電したりやモバイルバッテリーを持っていくことで、バッテリーの問題もある程度は解決できる。どうしてもバッテリーの持ちが悪ければ予備バッテリーを買えばいい。
なにより、電子ビューファインダーなら自分の設定がファインダーに反映されるので、「撮ってみるまでどういう色合いになっているか分からない」ということがない。
「ファインダーで見たままが写真になる」というのは何度も撮り直しをせずに済むため、非常に利便性が高い。

理由③ 写真の色合いが美しかった
好みの色合いが出るメーカーのカメラを選ぼう。
ここに関しては完全に好みになると思う。
OLIMPYSの色合いが好きな人ならOLIMPYSを買うべきだし、SONYの色合いが好きならSONYを買うべきである。
もちろんある程度補正をかけることはできるが、カメラメーカー各社で発色にはクセがある。これに関しては実物や作例を見て、発色の出方を見るほかない。
私は友人がX-T20を持っていて一度撮らせてもらったことがあり、その時にFUJIFILMの発色の出方に感動したため、ミラーレスを買うならFUJIFILMにしよう!と心に決めていた。

理由④ 防塵・防滴機能がついていた
アウトドアメインで使うなら防塵・防滴機能付きがベター。
「X-T20で感動したくらいなのだから、その後継機のX-T30でもよかったのでは?」と思われる方がいらっしゃるかもしれない。なにせ、X-T30とX-T3だと10万円近い値段差がある。
X-T30のレンズキットが当時10万円程度、X-T30のレンズキットが20万円である。5万円を切るEOS Kiss x7からのランクアップなら、普通に考えればX-T30が無難な選択である。私もアウトドアをしない人に勧めるなら、間違いなくX-T30を選ぶ。
しかし迷いに迷った末、私はX-T3を買うことに決める。
その決め手が防塵・防滴機能である。
登山ではなんやかんや言いながら、平地よりは過酷な環境で写真を撮ることになる。朝露がおりて湿度の高いところで写真を撮るし、土まみれの中で写真を撮ることも多い。
このようなハードな環境で写真を撮るのだから、ある程度厳しい環境に耐えられる防塵・防滴機能付きのカメラを選ぼうと思ったというわけだ。
もちろん必須な機能ではないし、あったとしてもメンテフリーになるわけではないが、アウトドアをする方には防塵・防滴機能はあってもよいと思う。

まとめ
<ミラーレスと一眼、どちらがいい?乗り換えた方がいい?>
【ミラーレスがおすすめ】ファインダーで見たままを撮りたい人・重さを気にする人
【一眼レフがおすすめ】スピード感が大事な場面で写真を撮りたい人
<メーカーで迷っている人>
友人に撮らせてもらったり店頭で確認して、自分の好みの色合いのメーカーを見つけよう
<FUJIFILMのカメラで迷っている>
アウトドア派できれいな写真を撮りたい人:「X-T3」「X-T4」がおすすめ
カジュアルなシーンがメインの人:「X-T30」か「X-T200」
初めてのカメラなら:「X-A7」
より高品質にこだわるなら:「GFXシリーズ」や「X-H1」「X-Proシリーズ」
今回は一眼レフを持っていた私がミラーレスに切り替えた理由、そしてなぜFUJIFILMの「X-T3」を買ったかを書いてみた。
この記事があなたのカメラ選びのヒントになれば幸いである。
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