ドミニオンカード解説その①

ボードゲーム

最近の私のドミニオン熱はとどまるところを知らない。オンラインでできることもあり、友人にどんどんと布教する日々である。

このドミニオン、初心者はどのカードが強いのかが分からず、なかなか苦戦することと思う。

そこで今回からは3回に分けて、ドミニオン 基本第2版の各カードの説明と使い方を解説していく。

地下貯蔵庫・CELLAR(2コスト)

事故回避用のお守り的カード。

+1 アクション

手札から好きな枚数のカードを捨て札にし、その枚数分だけデッキからカードを引く。

自分の手札を好きなだけ選んで交換できるカード。手札事故を回避することができる。ただし使った後は手札が1枚減ってしまうので、カードパワーはそんなに強くない。入れすぎ注意。

カードを引くためのカードというよりは、廃棄できないカードセットの時に事故回避のために入れるイメージ。

改築でどんどんコストを上げていくデッキや、庭園をいっぱい買うデッキには入れてもいいかも。あとは村鍛冶屋コンボをうまく繋げるためのサポート役。

礼拝堂・CHAPEL(2コスト)

圧縮力の高い有能カード。最序盤で1枚取るのはほぼ必須。

あなたの手札から最大4枚までのカードを、廃棄する。

最強のデッキ圧縮カード。礼拝堂が盤面にある時は、初手礼拝堂を取ればほぼ間違いない。基本版2コスト最強カード。

初手礼拝堂を取ったのち、初期デッキの屋敷や銅貨をガンガン廃棄していくのが強ムーブ。

そうすることでデッキの回りがどんどんよくなる。この圧縮効果はデッキの枚数が増えれば増えるほど低くなるので、デッキの枚数が増える前の“最序盤”にこのカードを取るのが最善。

堀・MOAT(2コスト)

アタックの撃ち合いになる盤面なら入れてもいい、基本唯一のリアクションカード。

+2 カードを引く

リアクション:他のプレイヤーがアタックカードを使用した時、手札からこのカードを公開できる。そうした場合、あなたはそのアタックカードの影響を受けない。

基本唯一のリアクションカード。アタックカードを無効化できる。とはいえカードパワー自体はそんなに高くなく、手札にないとリアクション効果も使えないのでたくさんデッキに入れるカードではない。

盤面にアタックカードが多く、撃ち合いが予想される場合には購入が選択肢に入ると言える。

多人数ゲームで民兵や魔女、山賊が複数種類並んでいるときには取って損はない。ある意味他のプレイヤーへの牽制にもなる。

家臣・VASSAL(3コスト)

アクションカードが多いデッキで真価を発揮する。おまけの2金が案外強い。

+2コイン

デッキの一番上のカードを捨て札にする。
それがアクションカードである場合、それを使用してもよい。

個人的にすごく好きなカードの1枚。強めの3コストアクション。

デッキトップがアクションカードならそのカードを使用できる。

このカード自体にはアクション権がついていないので、村や祝祭などのアクションを増やすカードと一緒に使うと安定しやすい。また、デッキトップを操作できる衛兵や前駆者と組み合わせると、さらに安定してアクションをつなげることができる。

このカードそのものに+2金ついているのも実は強かったりする。下手に銀貨を購入するくらいなら、家臣を入れておくのが吉かも。

村・VILLAGE(3コスト)

アクション権が増えるのはやはり美味しい。無難に使える基本3コスト最強の一角。

+1 カードを引く
+2 アクション

シンプルな効果ながら強いカードの1枚。個人的には村と家臣が基本3コストの双璧だと思っている。アクションをどんどん繋げていくデッキでは重要な役割を担う。ただし調子に乗って入れすぎるとアクション権を持て余すので、他のアクションカードとのバランスの見極めが大事。

村→鍛冶屋→村→鍛冶屋…と連続で出し続ける「村鍛冶コンボ」はドミニオン界では超有名。ずっと俺のターンが可能。体感的には村と鍛冶屋が4〜5枚ずつ入っていて、銅貨や屋敷が廃棄できていれば最後まで安定的にデッキの引き切りができるイメージ。

前駆者・HARBINGER(3コスト)

ムーブを最適化するためのサポートカード。スパイス的な使い方が強い。

+1 カードを引く
+1 アクション
あなたの捨て札のカードすべてを確認する。その中からカード1枚をあなたのデッキの一番上に置いてもよい。

アクションカードがたくさん入っているデッキに、スパイスとして1〜2枚入れておくといい味を出す。

捨て札からカードを1枚拾い上げて、そのカードを手札のアクションカードで引いたり使ったりすることでコンボを安定化できる。また、金貨をデッキトップに据えて次回ターンの金量を増やす動きも可能。

いずれにせよ、序盤から取るカードではない。

商人・MERCHANT(3コスト)

銀貨と組み合わせて初めて真価を発揮。

+1 カードを引く
+1 アクション
このターンにあなたが初めて銀貨を使用した時、+1コイン

3コスト並みのカードパワー。商人の真価を発揮できるかは+1コインをうまく使えるかにかかっている。なので銀貨が多いデッキでは力を発揮するが、そもそも銀貨の多いデッキを組むことがあまりない問題…

高コストのカードが多く、思うようにカードが買えない盤面だとこのカードと銀貨の組み合わせで稼いで高コストカードを揃えていくことはできる。

工房・WORKSHOP(3コスト)

通常時はあんまり強くないが、特定の条件で突如輝き出す。

コスト最大4までのカード1枚を獲得する。

あんまり強くないように見えて、やっぱりあんまり強くない。強い4コストカードが並んでいる盤面だとすごく優秀なのだが、わざわざこのカードを買わずとも4コストくらいはまあまあ稼げてしまう事実。

ただし、購入回数を増やすカードがなかったりすると1ターンでカードを2枚取れること自体が強い動きなので突如活躍しだす。

また、庭園デッキを作る際に庭園を取れるのも高ポイント。庭園デッキでは手札の金量がどうしても弱くなりがちだが、このカードは1枚あれば最低限4コストまでのカードが手に入るので、序盤から終盤までずっと役に立つ。

まとめ

今回は2〜3コストのアクションカードを紹介した。低コスト帯はどうしてもカードパワーの低いものが多いが、デッキの組み方次第ではコスト以上の働きをすることも多い。

礼拝堂や村あたりはどんなデッキに入れてもある程度強いのでおすすめ。とりあえず使ってみると良いと思う。

次回は4コストのカードを紹介したい。

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