第1回はこちら。
前回はテントを中心に、色々なものを作っているアウトドアメーカーを紹介した。
今回は「この製品が異常に有名」「こういうモノならここ」という特徴のある尖ったタイプのメーカーを独断と偏見100%で紹介していきたい。
それでは紹介していこう。
UNIFLAME(ユニフレーム):調理器具全般
正直総合編で取り上げるかめっちゃ迷った。
テントなども作っている総合アウトドアメーカーではあるのだが、あまりに調理器具のイメージが強すぎる。正直、調理器具はユニフレームで探せば間違いない。どんなアウトドアスタイルにも合う調理器具がある。
何を買ってもコスパが良くて、色々見た挙句「やっぱりユニフレームを買おう…」となることが多い。
おすすめは焚き火グリルやコーヒーバネット。登山をする人やソロキャンパーには山フライパンもいいぞ。

PRIMUS:シングルバーナー
ソロキャンパーや登山民の多くがお世話になるバーナーメーカー。そう、カセットコンロでお馴染み、Iwataniのブランドである。
作りがマジでしっかりしているうえ超コンパクトなので、どこにでも持っていける。
シングルバーナーを買った瞬間にアウトドアの幅がめちゃめちゃ広がるので、持っていない人は今すぐ買うべき。今すぐ。
グループキャンパーはシングルバーナーよりもカセットコンロ型がおすすめ。
BAWLOO(バウルー):ホットサンドメーカー
ホットサンドメーカーの雄、バウルー。
ホットサンドといえばバウルー、バウルーと言えばホットサンドメーカー。
というか、このブランドはホットサンドメーカー以外ない。だけどその品質はピカイチ。マジでホットサンドメーカーはここのシングルを買っておけばいいと思っている。スタイルに応じてダブルやワッフルタイプも視野に入ると思うので、見てみるのはありだと思う。
バウルーシングルをおすすめする記事はこちら。
村の鍛冶屋:鍛造ペグ
実はさまざまな種類があって凝りだすと意外と奥が深いペグ。そして、その中でも最強と言われるのが「鍛造ペグ」だ。どんなに固いフロアでもぐいぐい突き刺さり、曲がっても叩いて直せる頑丈さ。欠点は高くて重いこと。けどそんなの跳ね除けるほど良く刺さる。一回使うと後戻りできない。
この鍛造ペグの雄が「村の鍛冶屋」だ。村の鍛冶屋といえば鍛造ペグの「エリッゼステーク」。
「鍛造ペグが欲しいな〜」となると、だいたい選択肢がこれかスノーピークの「ソリッドステーク」になるのだが、多くの人が価格面とカラーバリエーションでこちらを選ぶ。機能は多分あんまり変わらないと思う。
ワンポールテントは他のテント以上に「ペグダウンがうまくできるかどうか」にテントの張り具合が左右されるので、ワンポールテントをお持ちの方は投資して損のないアイテム。
長ければ長いほどしっかり刺さるが、長すぎても抜くのが大変。28cmくらいで大丈夫なことが多い。
ヘリノックス:チェアワン
キャンプのチェア界に革命を起こしたのが「ヘリノックス」。
包まれるような座り心地、ライダーでも十分持ち運べる軽さ、柔軟性があってかなりタフネス。
ずっと座っていると腰が痛くなったりもするのだが、やっぱこれは一回体験しとかないとダメだと思う。椅子に対する価値観に革命が起こる。
カーミットチェア:カーミットチェア
キャンプ椅子界最強の双璧となるのが、この「カーミットチェア」。
色々まわりにまわった挙句、やっぱ「カーミットチェアかっこいい…」となるのがキャンパーの性。ただしお値段は3万円越え。夢になることが多いアイテムである。でもかっこいい…
ニトリ:ニトチェア
カーミットチェアが買えなかった民がたどりつく終着点、それがニトリ。
そう、「お値段以上、ニトリ」である。
実はニトリは意外とアウトドアグッズを作っており、中でもニトリのアウトドアチェア、通称「ニトチェア」はキャンパーから一定の支持を得ている。
カーミットチェアのように小さく畳めないのがデメリットなのだが、猛者はこのニトチェアを畳めるように改造してしまうらしい。
DD Hammocks:DDタープ
ヒロシも愛用するDDタープ。ただの布キレ1枚がテントにもタープにもなる、ブッシュクラフター垂涎の一品。張り方で色々な形にできるのが素晴らしく、汎用性があまりにも高すぎる。
これ1枚とポールだけ持って出かけて、一晩野宿して帰ってくる。最高の幸せの可能性がある。
笑’s:コンパクト焚き火グリル B-6君
ゆるキャン△で一躍有名になったB-6君。パタパタと畳めるそのスタイリングはまさにソロキャンパーのための1品。りんちゃんのようにこれで焼き鳥を焼くのだ。
ただし、薪をそのまま使用できない点には注意。薪を割るのが面倒ならおとなしくユニフレームの「焚き火グリル」かテンマクデザインの「フラット焚き火台」あたりがいい。
PORLEX:コーヒーミル
アウトドアコーヒーミル界の始祖。
山コーヒーとかいう逃れられない文化を作ってしまった。他のメーカーよりちょっと高いんだけど、やはり始祖だけあって安定感が違う。
マジでコーヒーミルはアウトドアライフに革命を起こす。
これとユニフレームのコーヒーバネット、ケトルとバーナーを買って今すぐ外に行くんだ。
まとめ
一般にはそれほど知られていなかったとしても、特定の分野に注力して素晴らしい製品を作っているアウトドアメーカーが意外とあることにお気づきいただけたと思う。
次回はキャンプを少し離れ、登山メーカーの解説に移りたいと思う。
コメント