ボードゲームは非常に面白い。
頭を使いながら、プレイヤー同士のコミュニケーションを楽しむことができる。この感覚から抜け出せなくなってしまった方もいるかもしれない。
私もかくいう1人で、ボードゲームカフェで友人たちと日々新たなボードゲームを開拓している。
そんな中で見つけた最高のボードゲームが「ドミニオン」である。
今回は、
- 中毒性の高いボードゲームを探している人
- 今までカードゲームをやったことがある全ての方
これらの方に、私が大ハマりした「ドミニオン」というボードゲームを紹介したい。
カードゲーム好きにはたまらない、デッキ構築・コンボの要素
ドミニオンというゲームは、分かりやすく言うと「ゲームの中でデッキを作りあげていく」ゲームである。
全プレイヤー最初のデッキは同じだが、ターンごとにデッキへカードを足していくことができる。与えられた条件の中で、どのカードを入れれば強いかを考えながらデッキを組み上げていく。
この構築力を試されるシステムは、カードゲーム好きには堪らないと思う。
コンボを考えるのも醍醐味の1つだ。
子どもの時に「このカードとこのカード、組み合わせたら強いんじゃね?」という発見をした記憶がある方も多いと思う。その時の気持ちがゲーム中で再現可能なのだ。
自分で考えたコンボがゲーム内で綺麗に決まった時には、脳汁がドバドバ流れ出す。コンボが上手く決まれば、かの有名な「ずっとオレのターン!!」を再現することも十分に可能だ。
またデッキのシャッフルが非常に多く、カードをシャッフルする感覚もたまらなく楽しい。
カードを集める必要がない
トレーディングカードゲームはどうしてもカードを集める必要がある。
足りないカードを当てるために資金を投じてパックを開封し、ガチャを回すこともあるかもしれない。
もちろんそれも楽しみの1つではあると思うのだが、いかんせん資金と労力がかかってしまう。
その点、ドミニオンはスターターキット1箱があれば、すぐに2〜4人でゲームができる。
もちろん拡張パックもあるが、パックは全て中身が決まっている。
そのため、欲しいカードを目当てにパックを買い漁る必要がない。
欲しいカードがあれば、1箱拡張パックを買い足すだけで全てカードが揃う。
このランダム要素や資金力の差が出ないところが、トレーディングカードゲームに勝っている最大のメリットだと思う。
ゲームの流れはシンプル、だけど戦略は豊富
ゲームの流れは非常にシンプルだ。
まず手札から「アクションカード」と呼ばれる、さまざまな行動ができるカードを使う。
(アクションカードは魔法カード、スペル、呪文、トレーナーカードのようなものだ)
次に、持っている財宝カードを使ってカードを購入する。
(マナやPPを消費してカードを手に入れるイメージ)
使ったカードと残っている手札を全て捨て札(墓地・墓場・トラッシュ)にする。
山札から5枚のカードを引いて自分のターンが終わり。
山札がなくなったら捨て札がそのまま新しい山札になる。
ここで先ほど購入したカードが手元に回ってくるようになるのだ。
カードゲームをやったことがある人なら、1回ゲームをやっただけですぐに流れが理解できるようになると思う。
このルールの簡単さゆえに、わざわざ同じカードゲームをやっている友達を探す必要がない。
自分がカードを持っていれば、友達にルールを説明するだけで立派なドミニオンプレイヤーになるのだ。
それでいて他のカードゲームにも通じるような戦略がたくさんあるので、ルールを教えたばかりの友人が思わぬコンボを使ってきたりして面白い。
使うアクションカードの組み合わせによってカードの強さが大きく変わるので、その場その場で戦略を組み立てるのも非常に楽しい。
経済みを感じさせるゲームシステム
経済みを感じさせるのもドミニオンが好きな理由の1つだ。
設定としては最終的に多くの領地を持っている人が勝ちというゲームなのだが、あれもこれもと欲張って色んなカードを買うよりも、「この方法が儲かりそうだから、これでやってみようかな」と心に決めたカードだけをコツコツと買い続ける方が圧倒的に強かったりする。
また基本的には「自分のデッキを強くする」ゲームなので、「このカードいらないな」と思ったら思い切って自分のデッキからいらないカードを取り除くのも重要だ。
そして最初は同じカードから始まったはずなのに、辿ってきた過程の違いで最終的には埋められないほどの差がついたりする。
最終的に大きな格差が生まれてくるのは、現代社会を反映しているようで非常に面白い。
まとめ
ボードゲームがメジャーになってきてはいるものの、まだまだドミニオンの知名度は高くないと思う。
しかしながら、カードゲームをやったことのある方なら誰しもがハマること間違いなしである。
ぜひ一度プレイしてみてほしい。
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