結局世界を変えるのは行動。“学びを結果に変えるアウトプット大全”

読書

やっぱり勉強は大事だよ。

学生時代「勉強しろよ」と言われた経験のある方も多いと思う。なんやかんや言っても日本は学歴社会だし、資格が身を助けることも多い。

だけど、別に学生の時だけ勉強すればいいわけではない。社会人になってからの勉強だって価値がある。私も社会人になってから尊敬する上司に「社会人になってからの勉強が一番差がつく」と言われたことがある。

そう、勉強(=インプット)は万人にとって大事なのである。

アウトプットだけが世界を変える

じゃあ勉強するのは大切だ!とは言いつつも、勉強だけしていればいいかと言うとそういうことではない。勉強したり、本を読んだり、セミナーに行ってみたり。それだけで終わるとなにも変わらないのだ。変わるのは「脳内世界」だけ。

自己啓発本を読んで成長した気になる。資格を取って満足。セミナーに行って明日から仕事がバリバリできるようになる予感がする。

そう、全部「気がする」だけで世界は変わらない。所詮は自己満足。リアルの世界を変えるためには発信や行動しかないのである。

それは分かっていつつも、なかなか行動に結びつかないのが人間である。私もその1人と言って差し支えないだろう。そこでふっと目に入ったのがこの本。”学びを結果に変えるアウトプット大全”である。

本書ではアウトプットの重要性やトレーニング方法、話し方・書き方の方法論や行動力などが解説されているのだが、今回はインプット側からアウトプット側になるために重要だと感じたポイントを2つ抜粋して書いてみたいと思う。

(1)とりあえずやってみようぜ

「とりあえずやってみようぜ」精神を持てるかは非常に大事だと思う。

何かを始める時に「失敗したらどうしよう」とか「でも…だから」と言う言葉を盾にして何も始めない人。失敗するかもしれないけどとりあえずやってみる人。どっちの方が成功しやすいかは目に見えている。

実はみんな自分の課題や理想は分かっていることが多い。その課題を解決したり、理想を達成するためには何をしたらいいかも大体の人が知っている。だけど、それを実行に移せないだけなのだ。

失敗したっていいのだ。失敗しても、もう一回修正をかけてトライすれば良いだけのことである。

とりあえずやってみてから考えようぜ。

(2)結局のところ継続は力

正直これが一番難しい。そしてこれが一番重要なのである。そして成功者と呼ばれるような人たちは、結局この力に長けていることが多い。あの堀江貴文氏も踊れないダンスをできるようになるまで必死で取り組んだという。

とはいえなかなか続けられないのが人間である。そこで、本書では続けるためのコツが5つ紹介されている。

①今やることだけ考える
先の目標ばかりを見ていても何も生まれない。そこにあるのは「こうなっていたらいいな」という願望だったり、「こんな目標達成できるわけがない」という失望だけだ。どちらもリアルではない。目の前にあることだけを考える。「今日記事を書くこと」が続いた先に目標達成できた自分があるのだ。

②楽しみながらやる
結局人間は楽しいことしか続けられない生き物らしい。人は「楽しい」と思うとドーパミンが出て続けていられる。楽しいと思えるものなら、それを続けること自体が苦痛ではなくなるのだ。だから楽しいこととアウトプットを結びつける工夫が必要だ。
ゲームが好きならゲームの解説をするもよし、実況をまとめてみるもよし。なんでもアウトプットの材料になるから、それをいかに形にするかである。

③目標を細分化する
1年でフォロワー1,000人!と言ってTwitterを始めても、1,000という目標は大きすぎて何をしたらいいかよく分からなくなる。だからそれを細分化するのだ。1年で1,000人なら、1ヶ月で83人。1日で2.7人。3人くらいならいけそうな気がしないか?そうだ、今すぐフォローバック狙いでフォローをしまくるのだ。

④記録する
記録をしていくと進歩が見える。昨日より少し目標に近づいた自分が数字で分かる。これは間違いなくモチベーションにつながる。今すぐTwitterのフォロワー数を毎日Excelに叩き込むのだ。

⑤結果が出たらご褒美を。
目標を達成したら自分で自分にご褒美をあげることも重要だ。フォロワーが100人になったから焼肉に行くのもよし。動画を1本仕上げたらビールを買いに行くのもよし。
人間は頑張らないといけない!という強迫観念に囚われると全く楽しくなくなる。結局続けられなくて、苦しくなってやめてしまう。

結局、楽しみながら毎日ゆるりと小目標に取り組むことが大事なのだ。

アウトプットする側になろう

現代は情報が通貨とも言える「デジタル情報化社会」である。その社会の中で情報を受け取る側と発信する側どちらが豊かになれるかは明白だろう。

さあ、今日から皆さんも情報の発信者になるのだ。

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