唐突だが、私は初級ミニマリストである。
2020年からミニマリズムに目覚め、持ち物の70〜80%程度を処分した。引っ越しの際に送った荷物は段ボール2箱とスーツケース1箱だ。
今回はそんなミニマリスト生活に日本の古き良き心、「手ぬぐい」がさらなる革命を起こした話をしたいと思う。
手ぬぐい生活を始めた経緯
私は引っ越しを機に、バスタオルから脱却。同じタオルを5枚購入し生活をしていた。柄の選択肢がないので同じものを毎日使えるし、洗濯物の量がぐんと減ったことに最初はテンションが上がっていた。
が、哀しいかな。人間はさらに欲が出てしまう生き物なのだ。
タオルの乾きが悪く、濡れたタオルを使いたくないから、1日に2〜3枚使っては毎日洗濯していることに気づいてしまった。毎日何枚もタオルを洗いたくないな…とワガママなことを考えていた時に、ふとハンカチ代わりに数枚手ぬぐいを持っていることを思い出した。
「これ…意外といけるんじゃないか?」
手ぬぐいは控えめに言ってもペラッペラな布切れだが、これで生活できるようになれば洗濯物がもっと減るのでは?
一番のハードルはお風呂上がりに体を拭くことだろう。生活を考えても、ここさえクリアできれば後はなんとでもなりそうだ。
ということでトライしてみると…意外といけるのだ。私は男にしてはまあまあ髪が長い方なのだが、2回くらい絞れば十分に髪まで拭き切れる。
これは正直かなり嬉しい発見だった。
それから手ぬぐいで生活することを始め、さらに生活の満足度が上がったのは言うまでもない。
この生活を始めて気づいた、メリットを3つ書き残しておきたい。
手ぬぐいの圧倒的メリット ①瞬殺で乾く
まずはこれ。本当に瞬殺で乾く。
洗濯した後1時間も吊るしておけば、既に乾いている。タオルのように手を拭いたら濡れていて嫌な思いをすることもない。

↑こういう感じで干しとくとマジですぐ乾く。
すぐに乾くので、1日の中で何回も替えなくて済むし、枚数も少なくていい。これもまた有難いポイントの1つだ。
どうも手ぬぐいは端が縫われていないのでそこから水分が飛びやすく、薄さ以上に乾きやすいらしい。使い始めは糸がたくさん出て心配になるが、それも使っているうちに落ち着いてくる。
そのうえ菌は水分のあるところで増えやすいので、実は衛生的でもあったりする。
手ぬぐいの圧倒的メリット ②嵩張らない
先ほど手ぬぐいを「ペラッペラな布切れ」と言ったが、薄いおかげで全く嵩張らない。体積はなんとタオルの4分の1程度。

↑左から手ぬぐい、タオル、バスタオル。体積差は一目瞭然。
収納スペースまで節約できるなんて、素晴らしい…!
手ぬぐいの圧倒的メリット ③多用途性
言ってしまえばただの布なので、色々と使い道がある。
当初私が使っていたようにハンカチ代わりに使うのも悪くないし、バンダナ代わりにもなる。お弁当箱を包むこともできる。
デザイン性や趣味性の高い手ぬぐいは広げてインテリアとして飾ることも可能だ。

いざと言う時は包帯代わりに使うこともできる。
この多用途性も手ぬぐいならではである。
このように、手ぬぐい生活は思わぬほど生活の質を向上させている。
ミニマリズム実践中の諸兄には、ぜひおすすめしたいアイテムだ。
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