京王線のオアシス・マルシンスパに行ってきた話。

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久しぶりにサウナに来た。

半年ぶりじゃないだろうか。ととのっていなさすぎて気が狂いそうである。

バンコクはロックダウンが続いていて、当然サウナもクローズ。

日本に帰ってきても、2週間は隔離が続いて出かけることができない。

そんな悶々とした生活も終わりを迎え、ようやく隔離が開けてサウナに行くことができるようになったのである。

そんな記念すべき帰国第一号のサウナに選んだのが、東京・笹塚の「マルシンスパ」

言わずと知れた名門サウナである。

到着は20時半。仕事が長引き、案外遅い到着になってしまった。

当然のごとく、店の前には満員を示す赤札。

30〜1時間くらい待つらしい。前には3人の待ち。

少し悩む。待ってまで入るべきか… 出直した方が良いだろうか…

しかし、せっかく来たし次に来るのがいつになるかも分からない、ということで少し待ってみることにする。

すると、思いの他10分ほどで空きが出て入れることに。

ラッキー。待ってみるもんだ。

入館手続きをして中に入る。平日は90分1,530円、3時間で2,040円。

後払いで退館時刻に合わせて料金が計算されるので、入館時に90分か3時間か選ばなくていいのは嬉しい。

ただし、滞在時間が3時間を過ぎると自動で90分の料金が追加されるらしいので、その点には注意だ。このご時世、そんなに長居することもないと思うが。

さて、早速館内着に着替え階段を上がって浴場へ。

浴場も施設と同じで、全体的にコンパクトな感じだ。

身体を清めてまずは浴槽へ。温度感を確かめるために手を突っ込んでみて気づく。

あ、大きい方の浴槽が水風呂なのか。

そういえばそんな話を聞いたことがあると思い出す。

確かにサウナ愛好家が集まる施設であることを考えれば合理的な選択だ、と納得した。

小さい方の浴槽で身体を温め、いざサウナへ。この時を待ち侘びていた。

サウナ室もかなりコンパクト。

コンパクトながら、メトスの立派なサウナストーブikiが置かれている。

設定温度は100度だが、ストーブとの距離が近いおかげでかなり強力。たまんねえ。

アウフグースイベントはないが、ここでアウフグースやったら半端じゃない熱量になるんじゃなかろうか。

ちなみにセルフロウリュはできる。ロウリュをする時だけは一声かけよう。

この一声かけるシステムがうまく働いているのか、セルフロウリュにありがちな「ロウリュしすぎて暑くないサウナ」にならず、効果的にロウリュされているのが印象的だった。

サウナ室入って手前側には、珍しいリクライニングスペースがある。

入り口側かつ高さもないので、奥側に比べるとかなりマイルド。ゆっくり15分は座っていられる。

水風呂は20度を少し切ったくらい。

歴戦のサウナーの中には物足りない人もいるかもしれないが、ぬるいというほどでもない。

久々にサウナに来た私にとっては、むしろこれぐらいがちょうどいい。

羽衣を作っては壊し、身体を冷ます。この羽衣の感覚も久々だ。

お待ちかねの外気浴。

身体を拭いてタオルを腰に巻き、脱衣所から外へ出る。

あ。この開放感、たまんないや。

一番奥に立つと、東京の街並みと京王線がよく見える。

夜風を浴びながら感じる、秋の空気。最高以外の何者でもない。

やっぱ来てよかった。

そして、サウナ・水風呂・外気浴のループをしている中でふっと気づく。

生活の中の辛いことなんてふっと忘れてしまえる、そんな日常の中の非日常。

1つ1つの設備は決して豪華な作りではないけれど、なんとも表現しがたいワクワク感。

そうだ、ここは「秘密基地」なんだ。

これが人気の理由なんだなと納得しながら店を出る。これはまた来たいぞ。

皆さんもぜひ都会の日常に疲れた時は、少年の心を持ってマルシンスパに立ち寄ってほしいと思う。

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